韓国ドラマ『パイン ならず者たち』の魅力をご紹介！人間の欲望と絆を描いたクライムアクション

1970年代の韓国、南の海に眠る“幻の財宝”が、欲望にまみれた男たちの運命を大きく揺さぶる。

ドラマ『パイン ならず者たち』は、伝説の沈没船をめぐって集まった一癖も二癖もある“ならず者”たちの欲望と裏切り、そして海中の秘宝をめぐる壮絶な駆け引きを描くクライム・アクション。

主演はヤン・セジョン＆リュ・スンリョン。野望と金に翻弄されながらも、人生の一発逆転を夢見る男たちが繰り広げるスリリングな物語に、心をつかまれそうです。

作品情報

作品名

パイン ならず者たち

エピソード数

全11話

ジャンル

アクション
クライム
1970年代

主演

• リュ・スンリョン
• ヤン・セジョン
• イム・スジョン

配信日

2025年7月16日(水) スタート
毎週 水曜日
（初回3話配信、以降毎週2話ずつ）

配信時間

16時00分

配信サービス

Disney+ 独占配信

あらすじ

一発逆転を狙う“ならず者”たちが海に挑む。

1970年代後半の韓国を舞台に、伝説の秘宝をめぐって繰り広げられるスリリングなクライム・アクション。

時は1977年。誰もが“幸せに生きよう”と叫んでいた激動の時代、全羅南道・新安（シナン）の沖合で、元王朝の貿易船が海底に沈んでいるという噂が流れ始めます。船には莫大な財宝が眠っているらしい──。

ある日、漁師たちが偶然その一部を引き揚げたことをきっかけに、宝の存在は一気に広まり、海底の秘宝を狙う者たちが次々と動き出す。

冴えない日常にうんざりしていた青年オ・ヒドン（ヤン・セジョン）。彼は人生を変えるチャンスを掴むべく、型破りな叔父オ・グァンソク（リュ・スンリョン）と手を組み、財宝争奪戦に飛び込んでいきます。

登場するのは、世間のルールにとらわれない一癖も二癖もある“ならず者”たち。互いに手を組みながらも、裏切りと駆け引きが日常茶飯事。海に眠る秘宝を巡って、騙し合い、奪い合い、そして出し抜く──。それぞれの欲望と過去、思惑が絡み合い、緊張感あふれる展開が加速していくストーリー。

潜水スーツに身を包み、命をかけて深海に潜る人々の姿は圧巻。果たして最後に宝を手にするのは誰なのか？ そして、“宝物”とは何なのか？

予告動画

出演俳優・キャラクター紹介

オ・グァンソク（演：リュ・スンリョン）

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オ・ヒドン（演：ヤン・セジョン）

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ヤン・ジョンソク（演：イム・スジョン）

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カン・ユンソン監督

ドラマ『パイン ならず者たち』を手がけたのはカン・ユンソン監督。
韓国で大ヒットし日本でも劇場公開されたクライム・アクション『犯罪都市』や、ノワールの真骨頂として高く評価された『カジノ』シリーズを手がけた監督として知られています。

経歴と代表作

• 映画『犯罪都市』で監督・脚本を兼任。マ・ドンソク主演のこの作品は韓国で大ヒットし、興行収入約688万人を記録、若手監督として一躍注目を浴びました。
• 続くシリーズ作品『犯罪都市2～4）』でも制作に参加し、シリーズを支える中心人物となっています。
• ドラマ『カジノ』（Disney+）では初の連続ドラマ演出を務め、第59回大鐘賞でシリーズ監督賞を受賞するなど高い評価を得ました。

演出スタイルと魅力

• リアリティ重視の“極限ノワール”
  韓国の混沌とした犯罪現場を、現実味あるタッチで描写。笑いとサスペンスを巧みに織り交ぜた「エンタメ性」も魅力 。
• ジャンルへの深い理解と映像美
  洗練された構成力と余韻を感じさせる演出力に定評。「現実にありそう」と思えるほどの没入感を与えます 。
• 初連ドラでも緻密な演出力
  『カジノ』ではドラマ展開をしっかりと描写とモチベーションの高い演技や細部へのこだわりが話題に。

『パイン ならず者たち』は海底財宝を巡る泥臭くもスリリングな群像劇、さらには、1970年代の舞台設定、複雑な人間模様、アクションや駆け引きが盛り込まれたストーリー。

それをカン・ユンソン監督の作品として観られるなんて、今から楽しみでワクワクがとまりません。

パイン（파인） とは？

ドラマのタイトルにもなっている「파인（パイン）」は、日本語ではあまり耳慣れない言葉だったので調べて観ました。

これは韓国語で「削られる」「くぼむ」といった意味を持つ動詞「파이다」の形容詞形で、「えぐられた」「へこんだ」といった状態を表す表現なのだそうです。

たとえば、「地面に파인 구멍（くぼんだ穴）」や、「心に파인 상처（深く残った心の傷）」のように使われ、物理的なへこみだけでなく、感情的な傷や喪失感などを比喩的に表現する際にも用いられます。

このタイトル「파인」は、1970年代の韓国を舞台に、海に沈んだ財宝をめぐる物語と重ねるように、海底に「くぼむ」ように眠る秘宝や、生きることに疲れ、どこか心にぽっかり穴が空いたような登場人物たちを象徴しているのではないでしょうか。

ドラマ（および原作ウェブトゥーン）の内容に照らすと：

• 海に沈んだ財宝が眠る場所＝削られた地形／へこみ（파인）
• 登場人物たちの心にぽっかり空いた喪失感
• 現代社会の欠落や渇望

などを象徴していると解釈できるかもしれません。

ただの冒険劇ではなく、そんな「欠けたもの」「満たされない想い」が物語の根底に流れていることを、このタイトルが暗に示しているのかもしれない。
そんなことを想像しながらドラマを観るのも面白そうです。

原作はウェブトゥーン

ドラマ「パイン ならず者たち」の原作は、韓国のウェブトゥーン。
このウェブトゥーンはユン・テホ作家の作品で『ミセン（未生）』の原作者としても非常に有名です。

カカオウェブトゥーンで連載されていて現在は完結済のストーリー。

日本語版は見つからなかったのですが、今後「パイン ならず者たち」の原作を日本語でも読めるようになったら、こちらのページも更新したいと思います。

原作のあらすじ＆特徴

• 時代・舞台
  1977年、全羅南道・新安の沖合で、元王朝の貿易船が沈没していたと噂される。漁師が海底宝を引き揚げたことをきっかけに、一攫千金を狙う“ならず者”たちが次々と集結 。
• ジャンルと雰囲気
  泥臭くも、計算高い犯罪者たちが集う「ピカレスク」スタイル。欲望と裏切りが入り乱れる群像劇です 。
• キャラクター描写の魅力
  “촌뜨기（村の田舎者）”＝パインというタイトルどおり、洗練されていない彼らが宝を前に豹変する。人間の脆さと殺伐さを巧みに描き、読者に強烈な印象を残します 。
• 作画＋ストーリーの完成度
  ユン・テホならではのディテール描写と緊迫感のある演出で、「海底宝探し」という設定に生々しいリアリティを与えています 。
• 群像劇の面白さ
  正義も悪も一枚岩ではない、グレーな価値観が交錯。
• 人間ドラマが充実
  財宝探しを巡る心理戦だけでなく、家族・過去・社会問題などにも焦点があたり、登場人物一人ひとりの事情にリアリティがある。

ピカレスク とは？

「ピカレスク（picaresque）」とは、悪党（ピカロ）を主人公とする物語のジャンルを指します。もともとはスペイン語の「pícaro（ならず者、悪党）」に由来しています。

• 主人公が アウトロー（社会のはみ出し者）
• 法や道徳を破る行動をするが、どこか憎めない魅力がある
• 貧困・不正・腐敗した社会のなかを、狡猾に生き抜く知恵とサバイバル術で渡っていく
• ストーリーは 風刺的かつ現実的。人間の本性や社会の矛盾を浮き彫りにする

「パイン」は、海底に眠る財宝を巡って動く”ならず者”たちの物語。
彼らは法を犯し、騙し合い、時には暴力も辞さないけれど、それぞれに事情や夢があり、どこか人間的で共感してしまう──まさに ピカレスクの典型的な構造です。

原作ウェブトゥーンの人気

• カカオページでは、閲覧者122万人、評価は満点の10.0。多くの読者に支持されています 。
• ネットレビューでは「熱くも冷たくも刺さる」「キャラクターも物語も超刺激的」など高評価が多く、まさに“中毒性のある”一作。

こちらは韓国語の原作ウェブトゥーン

『パイン ならず者たち』配信情報のおさらい

深海に眠る伝説の財宝を手にするのは誰なのか？ ならず者たちの思惑が交錯する中で浮かび上がる、人間の欲望と哀しさ。
韓国の実力派スタッフ＆キャストが描く、重厚でダイナミックなクライム・ドラマ『パイン ならず者たち』。
一攫千金を夢見るストーリーと、交差する人間ドラマが今から楽しみです。

配信日

2025年7月16日(水) スタート
毎週 水曜日
（初回3話配信、以降毎週2話ずつ）

配信時間

16時00分

パイン ならず者たち を視聴

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