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誘拐犯と記憶喪失の天才少女──そんなアンバランスなコンビが、予想外の感動とスリルを巻き起こす!?韓国ドラマ『誘拐の日』は、ただのサスペンスでは終わらない、“人間ドラマ”としての奥行きが魅力。
病気の娘のために人生を狂わせた男ミョンジュンと、記憶をなくした11歳の少女ロヒ。彼らの出会いが、思わぬ真実と陰謀を暴いていきます。原作は人気小説、主演はユン・ゲサン。
一度見始めたら止まらない、『誘拐の日』の見どころや視聴した感想をたっぷりご紹介します!
誘拐の日
(유괴의 날)
全12話
2023年9月13日(水) スタート
最終話まで配信されています
Amazonプライムビデオ 独占配信
不器用でお人好しな男と、天才少女が繰り広げる、ちょっと切なくてスリリングな“誘拐ミステリー”。
娘の治療費を工面するため、前妻の提案に乗って11歳の少女ロヒ(ユナ)を誘拐することになったキム・ミョンジュン(ユン・ゲサン)。しかし実行当日、彼の車に飛び込んできたのは、まさに誘拐相手のロヒその子だった──。
記憶を失ったロヒを自宅に連れて帰ったミョンジュンは、彼女の父親のふりをしてその場をしのぐが、両親に連絡を取ろうとしてもつながらない。やむを得ずロヒの家へ向かうと、そこには何者かに殺されたロヒの両親の遺体が……。
思いがけず殺人事件に巻き込まれたミョンジュンは、ロヒとともに逃亡を余儀なくされる。
一方、鋭い観察力と知性を持つロヒは、次第に“父親”の正体に疑念を抱き始める──。
事件の真相を追うのは、不器用な誘拐犯と記憶喪失の天才少女。息が詰まる展開の中に、思わず心が温かくなる瞬間も。
予測不能な二人の絆が描かれる、感動とスリルが交差するヒューマンサスペンスです。
演:ユン・ゲサン
かつては柔道選手として活躍していたが、今は人生の崖っぷち。
病気の娘の治療費をなんとか工面しようと、思いがけず「誘拐」という手段に手を出してしまう、どこか抜けていて、心優しき“へなちょこ誘拐犯”。
しかし、誘拐の最中にとある殺人事件に巻き込まれ、なんと今度は殺人の容疑までかけられてしまう──。
追われる立場となった彼が出会ったのは、記憶を失った天才少女ロヒ。予想外の出来事に右往左往しながらも、娘を想う父としての不器用な優しさも。
演:ユナ
記憶を失った11歳の天才少女。
年齢に似合わぬ落ち着きと皮肉屋な一面を持ち、頭の回転は抜群。
突然現れた“父親”を名乗る見知らぬ男ミョンジュンには強い疑念を抱きつつも、奇妙な絆が芽生えていく。
ロヒの鋭い観察眼と冷静な判断力は、大人顔負け。どんなに危険な状況でも、自分の力で真実を見つけ出そうとする。
小さな体に大きな知性。そして消えた記憶の奥に眠る“本当の事件の鍵”とは──?
演:パク・ソンフン
冷静沈着な捜査官、鋭い洞察で真実を追う。
キム・ミョンジュンを追う強行犯係の刑事で、卓越した判断力と分析力を武器に、誘拐事件の真相に迫っていく。
当初は単なる誘拐事件と思われていたが、捜査を進めるうちに見えてきたのは、予想もしなかった陰謀と隠された真実──。
演:キム・シンロク
キム・ミョンジュンの元妻。つかみどころのない謎多き女性。
かつて夫と娘を置いて姿を消したヘウンは、ある日突然ミョンジュンの前に現れ、誘拐計画を持ちかける。
その真意も目的も不明なまま、物語に不穏な影を落とす存在に──。
冷静な表情の裏に何を隠しているのか? 真相が明かされるたび、彼女の存在が事件の鍵を握っていることが明らかになっていく。
一見クールでドライ、でもどこかに人間らしさも…。ヘウンの正体と真意は?
演:キム・サンホ
ロヒの父・チェ・ジンテが暮らす家と病院の警備を任されてきた、真面目で誠実な警備会社のスタッフ。
見た目はどこにでもいる普通のおじさん。でもその長年の勤務経験と観察力は侮れない。ロヒの周囲で次々と起こる不可解な事件の中で、彼の存在が思わぬ形で真相のヒントとなっていく。
演:ソ・ジェヒ
ロヒの父チェ・ジンテの大学時代の同級生であり、信頼厚い神経外科の病院長。
冷静沈着で知的な雰囲気をまといながらも、どこか人間味を感じさせる人物。かつての仲間ジンテとの絆を胸に、事件の渦中で複雑な立場に立たされることに。
演:カン・ヨンソク
ロヒの父チェ・ジンテに多額の研究資金を提供していた、エックス・キャピタルの投資責任者。
スマートでクールな雰囲気を持つジェイデンは、物腰は柔らかいがどこか得体の知れない存在。巨額の資金の流れの裏に何があるのか、華やかな表舞台の裏で、静かに影を落とす謎多き男。
演:ウ・ジヒョン
冷静沈着で信頼感のある弁護士。
物腰は穏やかだが、鋭い観察眼と論理的思考で周囲を導く存在。事件の背後にある複雑な人間関係や秘密にも静かに迫っていく。誰の味方なのか──。
演:チェ・ウヌ
ミョンジュンとヘウンの子。小児性白血病でヨンイン病院に入院している。
演:チョン・スンウォン
ヨンイン署の刑事。サンユンの部下。
演:チョン・グァンジン
ロヒの父親。へグァン病院の院長。
演:コ・ハ
ロヒの母親。チェ・ジンテ院長の妻。
演:パク・ジヌ
へグァン病院の医師。
演:チュ・ヒョニョン
[第10話]
演:カン・ハヌル
[第12話]
なんとなく観はじめた『誘拐の日』だったのですが、物語に引き込まれて毎日のように続きが気になり、あっという間に最後まで見終えてしまいました。
タイトルからは、「サスペンスで重たい話なのかな」と思っていましたが、いざ観てみると想像していた以上に笑える場面が多く、感動もできるストーリーで驚きました。
何も知らずに観たからこそ、予想外の展開を純粋に楽しめた気がします。結果的に「観て良かった」と素直に思える作品で、最後まで飽きずに楽しめたのは自分でも意外でした。
『誘拐の日』を観て強く印象に残ったのは、主演のユン・ゲサンさん(キム・ミョンジュン役)と子役のユナさん(チェ・ロヒ役)の存在感です。お二人ともこの作品で初めて知りましたが、一気に大好きになってしまいました。
韓国の俳優さんはただ演技が上手いだけでなく、人間的な魅力を放っていて「この人の他の作品も観てみたい」と思わせてくれる方が多いのですが、今回もまさにその体験をしました。
物語の中で心を揺さぶられたのは、誘拐犯であるミョンジュンと、誘拐された少女ロヒの関係の変化です。ロヒは天才的な頭脳を持ち、大人顔負けの知性や落ち着きを見せる一方、ミョンジュンは子どもっぽい感性の持ち主。
外見から想像する役割とは逆で、このギャップがとても面白く、ふたりの会話にはユーモアがあふれていました。何気ないやり取りに思わず笑ってしまいながらも、その奥にはお互いを理解していく過程が丁寧に描かれていて、どんどん引き込まれていきました。
回を追うごとに、ミョンジュンはロヒを本当の娘のように大切に思うようになります。ロヒもまた、ふと子どもらしい表情を見せる瞬間が増え、彼に心を許していく姿がとても印象的でした。
終盤にかけては、ロヒが実の家族といる時よりも幸せそうに見えるシーンもたくさんあり、初めて年相応の子どもらしい感情を爆発させます。その姿は切なくも温かく、「このふたりが出会えて本当に良かった」と思わず胸がいっぱいになりました。
『誘拐の日』は単なるサスペンスではありませんでした。誘拐するという事件から始まるのに、そこに描かれるのは「家族とは?」「愛情とは?」「人間としての良心とは?」という普遍的なテーマです。それなのに堅苦しくなく、泣けるし笑えるし、エンタメ作品としても存分に楽しめるのがすごいところです。
『誘拐の日』の魅力は、サスペンスでありながら最後まで楽しく観られるところです。登場する人物それぞれが怪しく見え、「もしかして犯人かも?」と疑いたくなる展開が続きます。次が気になって仕方ない緊張感はありつつも、重たすぎず、ところどころで笑えるシーンが差し込まれているので、心地よいバランスで物語を楽しむことができました。
終盤のロヒの活躍も忘れられません。犯人と直接向き合う場面では、その知恵と冷静さが際立ち、思わず息をのむほどでした。そして裁判での彼女の発言も心を揺さぶられて涙がとまりませんでした。
犯人との対峙でも裁判でも、ロヒは単に「賢い子ども」ではなく、ミョンジュンとの時間の中で培った良心や優しさを備えた存在であることを示していて、とても心に響きました。彼女が頭脳だけでなく人間的にも成長していく姿に感動し、思わず胸が熱くなりました。
このドラマは、ただ事件を追いかけるサスペンスだけではなく、笑えて泣けて、そして人の成長や絆を深く描くことで、観る人の心に長く残る作品になっています。だからこそ、同じジャンルのドラマと比べても特別で、観終わったあとも余韻に浸れる魅力があると強く感じました。
日本版『誘拐の日』について追記
リメイクされた日本版の『誘拐の日』が2025年7月から放送されたので視聴しました。
韓国ドラマをリメイクした日本版のドラマは、これまであまり好きになったことがなく、「韓国版がやっぱり面白いな」、といつも感じていました。
ですが、『誘拐の日』は日本版も楽しめました。リメイク作品で好きになったドラマは『誘拐の日』がはじめてです。
韓国版と日本版、どちらの方が良いということもなく、どちらも良い!と感じました。ストーリーラインはほぼ同じですが、細かな設定や、登場人物の魅力、キャラクターの個性に少しずつ違いがあります。そして、最後の最後は韓国版と日本版で違ったので、その部分も「おぉ!」と驚きました。
どちらのドラマもそれぞれにキャラクターが魅力的で、ストーリーを知っていても、また笑ったり感動したり、とても楽しめる作品でしたので、ぜひ視聴してみてください。

この小説は、ユニークな設定とテンポの良いストーリーテリングで韓国国内で高い評価を受けた作品で、特に登場人物の人間味やサスペンスとユーモアの絶妙なバランスが読者の間で話題になりました。
「今までの誘拐モノとは一線を画す」
「登場人物が全員魅力的で、悪人すらどこか憎めない」
「重いテーマの中に時折挟まる温かさが心に残る」
というような口コミも多く、書店ランキングでも上位に入ったことがある話題作です。
チョン・ヘヨン氏は、もともと脚本家志望だったバックグラウンドを持ち、映像的な描写力とセリフのリアリティに定評があります。本作が代表作として知られていますが、今後ドラマ化や映像化を前提としたプロット作りに長けた作家として、注目が集まっています。
原作小説とドラマでは一部ストーリー展開やキャラクター設定が異なる箇所もあります。特にドラマでは、キム・ミョンジュンとロヒの関係性に焦点を当てた演出や、コミカルなテンポ感が強化されているため、原作を読んだ方でも新鮮な気持ちで楽しめる構成です。
原作ファンも新鮮に楽しめる、映像化の妙とは?
韓国の人気ドラマ『誘拐の日(유괴의 날)』は、チョン・ヘヨン作の同名小説を原作としたサスペンスドラマです。原作ファンも多いこの作品ですが、実はドラマ化にあたっていくつかのアレンジが加えられています。
ここでは、原作とドラマの主な違い・共通点を比較しながら、両方を楽しむ視点をご紹介します。
原作とドラマのどちらにも共通しているのは、主人公・キム・ミョンジュンと11歳の天才少女ロヒの予想外の絆が物語の中心である点。
ミョンジュンは、病気の娘のために誘拐を計画するが、思いがけない事件に巻き込まれ、ロヒと共に逃避行を続けながら、互いの存在に変化をもたらしていきます。
これらのテーマは、原作・ドラマともに深く描かれています。
感情の“見える化”が、映像化によって強調されているのがポイントです。
映像作品ならではの「スピーディーな展開」と「多視点構成」で、よりドラマチックな体験に。
原作派の方におすすめポイント
ドラマ派の方におすすめポイント
ドラマ『誘拐の日』は、原作小説の世界観を大切にしつつ、より視聴者に届く形で再構築されたエンタメ作品です。
原作を読んでからドラマを見ると、キャラクターの解釈やストーリー展開の違いをより深く楽しめますし、逆にドラマを観て原作に興味を持った方も、より繊細な心理描写に触れられるはず。
原作も、映像も、両方を味わうことで『誘拐の日』の世界がさらに広がります。
『誘拐の日』は、サスペンスでありながら怖すぎず、むしろ笑えて泣けて、心が温かくなるドラマです。タイトルからは想像できない温かさがあり、観終わった後には不思議と優しい気持ちになれる作品でした。
サスペンスというと、結末ばかりに注目してしまいがちですが、『誘拐の日』は結末へ至るまでの過程こそが面白いドラマです。ミョンジュンとロヒの関係が少しずつ変化していく姿や、それを通して暗に投げかけられる問い──家族とは何か?や愛情とは何か?そして、人間としての良心とは何か?──そういった部分がとても胸に響きました。最後の感動的な場面も、それまでの積み重ねがあるからこそ心に響くんです。
泣いて笑って考えさせられる──エンタメとしても満足できて、観終わった後に「本当に観て良かった」と思える作品でした。あなたもこの感動をぜひ味わってみませんか?
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