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「元・伝説の交渉人が、今度は町のチキン店で人々の悩みを解決する──。」
ユニークな設定の韓国ドラマ 『シン社長プロジェクト』。
主人公シン社長は、誰もが一目置く交渉の達人。しかし今は、町の小さなチキン店の社長としてひっそりと暮らしています。ところが、住民たちのトラブルや社会の不条理に、持ち前の“交渉力”で立ち向かうことに…。
そんな彼の元に、法を重んじる新米判事チョ・フィリップや、情報収集力に長けた配達員イ・シオンなど、世代も価値観も異なる仲間たちが加わり、町のあらゆる揉め事に挑みます。
この記事では、ドラマの感想、あらすじや見どころ、キャラクター紹介、視聴できる配信サービスなどを詳しくご紹介します。元交渉人のシン社長がどんな“爽快な解決術”を見せるのか、ぜひチェックしてみてください!
シン社長プロジェクト
(신사장 프로젝트)
全12話
( ★★★★★=とても好き [★の基準] )
2025年9月15日(月) スタート
最終話まで配信されています
U-NEXT 独占配信 シン社長プロジェクト
本ページの情報は2025年11月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
かつて“伝説の交渉人”と呼ばれた男、シン社長。
今は町の片隅でチキン店を営む一見普通の店主ですが、その正体は、どんな揉め事も言葉ひとつで解きほぐす“交渉の神”です。
「駐車場をめぐるトラブル」
「隣家の騒音問題」
「大家と住人の家賃交渉」
「遺産相続をめぐる骨肉の争い」
私たちが日々暮らす社会の中で、誰もが一度は直面する小さな摩擦から、大きな対立まで。人と人との間には、数えきれないほどの衝突があります。時に些細な口論が、取り返しのつかない悲劇にまで発展することさえあります。そんな現実を前に、“対話”と“交渉”の力で問題を解決していくのが、シン社長の使命。
最初は渋々引き受けながらも、彼の放つユーモアと痛快な言葉の一撃は、いつしか人々の心を動かし、複雑に絡まった糸のような問題をスッと解きほぐしてしまう。気づけば町の人々は、困った時に真っ先にシン社長を頼るようになります。
そんな彼のもとに、新しい仲間が加わります。
ひとりは、法の原則を何よりも重んじる堅物エリートの新米判事チョ・フィリップ。冷徹に見える彼ですが、正義を信じる真っすぐな心を持っています。
もうひとりは、家族を支えるために働きながら、情報収集に長けたMZ世代の配達員イ・シオン。現代的な柔軟さと行動力で、チームの潤滑油となります。
価値観も生き方もまるで違う3人。時にぶつかり合いながらも、互いの弱さや強さを補い合い、ご近所トラブルから社会の不条理まで、多彩な“問題”に挑んでいきます。
トゲトゲした心に満ちあふれている社会に“対話の力”を投げかけるヒューマンドラマ。彼が放つ一言が、世界を少しだけ優しく変えてくれる。
演:ハン・ソッキュ
かつて“伝説の交渉人”として世界を股にかけた男。今は街角の小さな〈チキン本部〉というチキン店を営む、50代のちょっと謎めいたおじさんです。
名前すら明かさず、近所の人たちも彼をただ「シン社長」と呼ぶだけ。だらしなく見えるジャージ姿や寝ぐせ頭の奥には、不思議と漂う品格と圧倒的なカリスマを隠しています。
彼の過去は華々しいもの。インターポールの危機交渉アドバイザー、ハーバード交渉学マスタークラスの最年少教授、そして世界中で“交渉のレジェンド”と称えられた実力者。家庭を持ち、幸せを手にした時期もありましたが、15年前のある出来事ですべてが崩れ去りました。今はただのチキン屋さんの店主として静かに暮らしています。
もっとも「面倒なこと・儲からないこと・無理やり押しつけられること」は大嫌い。ところが、因縁深い判事キム・サングンから無茶な依頼を押しつけられ、やむなくご近所トラブルの仲裁へ。さらに勝手に送り込まれた新米判事チョ・フィリップとやり合いながらも、いざ衝突の現場に立てば“交渉の神”としての本領を発揮します。
普段は口数少なく飄々としていても、いざという時には誰もが納得する言葉で人を動かす。シン社長──その男が再び過去の事件と向き合う時、隠された真実が浮かび上がっていきます。
演:ペ・ヒョンソン
きっちりとスーツを着こなし、髪型も靴下の色も抜かりなし。30代の新米判事チョ・フィリップは、誰が見ても真面目で優等生タイプのエリート。学業成績は常にトップ、几帳面にメモを取る習慣を持ち、何事も法律と原則を第一に考える生真面目な性格。まさに「融通ゼロ」の堅物判事です。
そんな彼がなぜか働くことになったのは──まさかのチキン店。しかも“伝説の交渉人”と呼ばれた過去を隠す風変わりな店主、シン社長のもとです。
本人にその気はまったくなかったのに「コネ入社」扱いされ、油まみれの床掃除から配達までこなす日々。最初は不満だらけでしたが、現場で数々のトラブルに立ち会ううちに、法廷では学べなかった「言葉の力」と「人を動かす交渉術」の大切さに気づいていきます。
一見、シン社長の奔放さや配達員イ・シオンの自由すぎる性格とは水と油。しかし、衝突を繰り返す中で彼らとの距離は少しずつ縮まり、自分の中にも新しい価値観が芽生え始めます。特にシオンに対しては、素直になれないながらも気になって仕方がない様子。つい世話を焼いたり、眠る前にスマホを見つめて連絡を待ってしまう──そんな不器用な一面も。
「法律こそ正義」と信じていたチョ・フィリップが、シン社長との出会いを通して学ぶのは、“人を救うのは法律だけではない”という真実。
演:イ・レ
いつもジーンズにTシャツ、スニーカー姿。飾らない素顔に無駄のない体つき、口数も少なくクールに見える20代前半の女性。感情表現は少し不器用だけれど、好き嫌いははっきりしていて、頼もしい芯の強さを持っています。
母が家を出て以来、祖母と妹を支えながら暮らしてきたシオンは、高校を中退し、新聞配達からコンビニのアルバイトまであらゆる仕事を経験してきた“アルバイトの達人”。そのおかげで町の隅々まで知り尽くし、誰よりも情報通。そんな特技を買われ、シン社長の“秘密の情報員”としても活躍しています。人の出入りを観察したり、後を追って行き先を探ったり──そんな調査もお手の物です。
普段は堅実でお金にもシビアなシオンですが、ある日突然現れた堅物判事チョ・フィリップに心をかき乱されます。 融通ゼロでやたらと法律ばかり持ち出す彼を最初は鬱陶しく思っていたはずなのに、気づけば勉強を教わったり、思わぬ助けをもらったりする中で、だんだんと惹かれていく自分に気づいてしまうのです。
「恋なんて無縁」「夢を見る余裕なんてない」──そう思っていたシオンの人生に、確かに新しい風が吹き始めています。シン社長とフィリップと共にトラブルに立ち向かう中で、彼女自身もまた“本当の自分の生き方”を見つけていく。
演:キム・ソンオ
言葉よりも行動が先、時には拳が飛んでしまうほど短気で熱血な刑事。現在は京畿北部警察庁の刑事機動隊に所属していますが、15年前にある出来事で人生が大きく変わりました。
当時、薬物に酔った男による人質事件が発生し、チョルが現場にいたにもかかわらず、幼い子どもが命を落としてしまったのです。その責任を負うように地元の派出所に左遷された彼は、何よりも子を失った両親に対する申し訳なさを抱え続けてきました。
そして今、その子の父親であるシン・ジェイが再び彼の前に現れます。15年越しに訪れた再会に、チョルは刑事としての責務以上に、「あの日の借りを返したい」という強い思いに突き動かされます。
さらに、当時の加害者が治療施設から“何事もなかったかのように歩いて脱走した”という不可解な事態が発生。チョルは確信します──その背後には必ず“黒幕”がいる、と。彼は15年前の過ちを取り戻すため、たった一度きりのチャンスを逃すまいと奔走する。
演:ウ・ミファ
クラブ〈シークレット〉の社長。落ち着いた立ち居振る舞いと上品さを兼ね備え、不思議と人を惹きつける雰囲気を持つ女性です。
彼女が運営する〈シークレット〉は、名刺に“官”の字が入る高級官僚クラスしか入れない、特別なクラブ。客の入店基準は厳格ですが、ただ一人だけ例外がいます──それがシン社長。
15年前、元夫キム・ヨンウのせいで娘ジウが人質に取られ、命の危険にさらされました。しかし、そのときシン社長が手を差し伸べてくれたおかげで、娘は無事に母の元へ帰ることができたのです。
大きな恩を受けたと同時に、その事件で息子を失ったシン社長への深い罪悪感を抱えながら生きてきたマダム。彼女にとってその出来事は、消せない記憶であり、心に刻まれた一生の“借り”でもあります。
演:キム・サンホ
ソウル地方法院民事裁判部の部長判事。法曹界で30年以上のキャリアを持つベテラン判事です。
貧しかった少年時代、シン社長の父から励ましの手紙と大学の学費支援を受けたことが、彼の人生を大きく変えました。
訴訟よりも和解を重んじ、“より良い結末”を導くことを大切にする調停型の判事。その背景には、いつもシン社長の存在がありました。15年前の事件では、絶望の淵にいたシン社長を救い出し、調停という道へと導いた人物でもあります。
友人であり兄のような存在として、常にシン社長のそばで支えとなる──彼はまさに、シン社長にとって必要不可欠な心強い味方なのです。
演:チョン・ウンピョ
ヨンダン市中央洞行政福祉センターに勤める6級公務員。表向きは20年間まじめ一筋で働いてきた模範的な公務員。けれど実際の姿は──国家情報院も顔負けの“情報収集の達人”。
電話番号の末尾や名前、出身校といった、どんな小さな手がかりでも一度つかめば、祖先のルーツにまでさかのぼる勢いで徹底的に調べ上げる。その執念深さと底なしの忍耐力はまさに驚異的。
そんな類まれな能力を武器に、シン社長にとって頼れる心強い助っ人として活躍する存在です。
演:ウ・ヒョン
クリーニング店の店主にして、由緒ある「イェドン権氏忠烈公派」の38代子孫。彼の口癖は「人をつくるのはマナーじゃない、アイロンだ!」。仕立て仕事をしていた母の影響で志願して洗濯兵となり、以来40年以上クリーニング一筋で歩んできた。
店の看板よりも大きく掲げられた「全国クリーニング競技大会 最優秀賞」の垂れ幕は、彼の誇りそのもの。頑固で真面目な職人気質だが、隣の中華料理店の店主とは犬猿の仲で、ことあるごとに衝突してしまう。
とはいえ、いつも最終的にはシン社長の仲裁で和解するのがお決まりのパターン。シン社長には深い信頼と親しみを寄せ、陰ながら支えていく存在でもある。
演:チョ・ヒョンシク
中華料理店〈冥王星〉の店主。慶尚北道・安東出身で、安東張氏承旨公派の17代子孫という由緒ある家系に生まれた。
隣のクリーニング店主クォン・チルボンとは顔を合わせればすぐに口論になる犬猿の仲。しかし、不思議なものでチルボンが来るとついジャージャー麺に肉を多めに入れてしまい、いざ姿が見えないと妙に気になって仕方がない。
シン社長にはチルボン同様、厚い信頼と親しみを寄せており、いつも仲裁役として助けられている。また、雨の日も雪の日も、熱があっても欠かさず配達に励むシオンの姿を誰よりも応援し、温かく見守っている。
そんなトンウも、遅れて訪れた結婚準備の中で婚約者との間に衝突が発生。ここでもまたシン社長やフィリップ、そしてシオンの力を借りることになる。
演:イ・ジハ
〈トリスーパー〉の店主。温かみのある人懐っこい笑顔と、柔らかな慶尚道のなまりが印象的。人情味あふれる性格で、近所の人々からも厚く信頼されている。街では「実はお金持ち」という噂が絶えないが、本人はいつも笑ってごまかすタイプだ。
趣味は大好きな歌手イ・チャンウォンのトロットを聴くこと。誰よりも彼を応援する熱心な“チャンス(ファン)”でもある。
そんなジュインは、心に深い傷を抱えるシン社長の姿を見抜き、さりげなくおまけやサービスをつけてあげるなど、温かく支える存在に。人情あふれる笑顔と気配りで、町の人々に癒しを与える“スーパーの女神”のような店主だ。
演:イ・アリン
シオンの妹。おばあちゃんと姉シオンの3人暮らし。年相応にアイドルに夢中な一方で、家庭環境のせいか、同年代の子より少し大人びたしっかり者だ。
クールだけど実は優しくて美人な“憧れのロールモデル”と、姉シオンを心から尊敬している。そのせいで、シオンの率直すぎる口調までそっくり真似してしまうほど。
また、生活を支えてくれるシン社長を本当のお父さんのように慕っており、隠れてフライドチキンを食べさせてもらったり、時には生活費を援助してもらったりすることも。小さな体で家族を想い、無邪気さと健気さをあわせ持つ存在だ。
演:イ・ジウォン
元マホン警察署 西部署の巡査で、現在は京畿北部警察庁 機動捜査隊の刑事。
未解決事件オタクとも言えるほど捜査への情熱が強く、事件の前では誰よりも真剣で、仕事ぶりはきっちりとしている。現場では一瞬一瞬に全力を尽くし、住民からの相談にも、犯罪捜査にも、被害者への対応にも常に“真心”を忘れない。
心の奥では、粗野だが誠実な刑事チェ・チョルを深く尊敬しており、彼が機動捜査隊へ復帰した際には自らも特進でそのチームに合流。以来、彼にとって最も信頼できる相棒として支える存在となる。
演:ペ・ユンギュ
クラブ〈シークレット〉のスタッフであり、オーナーのチュ社長の秘書的存在。
寡黙ながら、いつも彼女のそばで陰ながら支える頼れる人物。実は17歳の頃に暴力事件に巻き込まれ、“星をつけた過去”を持つが、その後は心を入れ替え、新しい人生を歩むために努力を重ねてきた。看護助手やバス運転士など、数々の資格を取得してきたのもその一環だ。
そんな彼を正しい道へと導いたのが、判事キム・サングンの紹介であり、今ではシークレットのスタッフとして誠実に働きながら第二の人生を築いている。
演:チョン・グクファン
国内食品業界の大物にして、チキン本部の実質的オーナー。30年前に小さなチキン店から事業を始め、いまや財界50位に入るまでに成り上がった財閥会長。
判事キム・サングンとは幼なじみで、15年前に海外企業との商標権トラブルに巻き込まれそうになった際、サングンの紹介でシン社長の助けを借りて危機を切り抜けた過去を持つ。
その後、息子を亡くして絶望するシン社長に、店を格安で譲ったのも彼。口ではぶっきらぼうに文句を言いながらも、ときどき店に顔を出しては彼の様子を気にかける。実は誰よりもシン社長の再起を願い、陰から支える“本物の大人”であり、大きな支えとなる存在だ。
演:チェ・ヒジン
シン社長の元妻。アメリカ留学中にシン社長と出会い、恋に落ちる。ラスベガスで結婚式を挙げ、妊娠を機に夢や野望を抱きつつも、韓国に戻って出産後は専業主婦として家庭に尽くした。夫が忙しい中でも育児を一手に引き受け、日々の幸せをかみしめていた。
しかし、不幸は突然訪れる。息子ジュンが、遊び場で飛び出してきた男に捕らえられるという事件が起きたのだ。必死に夫へ電話をかけたがつながらず、他の子どもを救うためにジュンを見捨てたシン社長を許せず、二人は離婚。その後、アメリカへと渡った。
『シン社長プロジェクト』は、ハン・ソッキュさんが出演されているドラマだったので楽しみにしていました。彼の演技に初めて感動したのは『浪漫ドクター キム・サブ』シリーズでした。孤高の存在でありながら、人の命を大切にし、誇りを持って医師としての道を歩む姿に心を打たれました。厳しさと優しさを併せ持ち、後輩たちを導いていく姿が本当に魅力的で、「こんなふうに感情を表現できる俳優さんってすごいな」と強く感じたのを覚えています。
このドラマも、週末に気がついたら何話も観続けてしまうほど、自然に物語に引き込まれていました。特に集中して観るぞ!という感じではなかったのに、気づいたら時間がどんどん過ぎていて…それくらい、ほんわかしていて観やすい作品です。
なにより心を打たれたのは、シン社長が過去に深い悲しみを抱えていながら、それを他人に見せず、いつも笑顔で、周囲の人たちに温かく接している姿でした。「辛い経験をしたからこそ、他人にやさしくできる人って本当にすごい」と、静かに心が動かされたのを覚えています。
『シン社長プロジェクト』は、観ているあいだずっと心があたたかくなるようなドラマでした。明るい雰囲気がベースで、ところどころにハラハラする展開もありますが、見終わったあとは前向きな気持ちになれるような物語です。登場人物たちのやりとりも微笑ましくて、疲れた心にちょうどよい癒やしをくれる作品でした。
とくに印象に残っているのは、シン社長の過去です。ドラマの序盤では明るくて優しい人という印象でしたが、実は15年前に最愛の子どもを亡くしたという重い過去があると知って驚きました。そして、その事件の背景には意外な人物が関わっていたことが徐々に明かされていき、葛藤の末に復讐を決意…という場面では、胸がしめつけられるようでした。普段の優しい姿とのギャップに戸惑いもありましたが、家族ではない人にも情が深いシン社長だからこそ、自身の子どもなら、もっと深く愛していたのだと気づいて、納得することができました。
そんなシン社長を支えているキム判事やスドン、そしてシン社長を本当の父親のように慕うシオンの存在もとても魅力的でした。彼らが日常のなかで助け合いながら過ごす様子は、見ているだけで心が温かくなります。特別な事件がなくても、彼らの何気ないやりとりだけで十分楽しめるほど、キャラクター同士の関係性が丁寧に描かれていました。
シン社長が交渉の技術で助けるのは、いつも誠実に生きている市民ばかり。決して派手ではありませんが、困っている人たちのそばに立ち、じっくり話を聞いて解決に導いていく姿に心を打たれました。本当に助けを必要としている人のために力を尽くす。その姿勢がとても素敵だと思いました。
物語のもう一つの軸となるのが、新米判事・チョ・フィリップの成長です。印象的だったのは、給料未払いの会社で働く従業員たちを救おうとしたエピソード。法律通りだと雇用主が逃げ切れる状況の中、フィリップは葛藤しながらも、あえて少し違法な手段を取りました。人としての正しさを悩みながらも貫き、最終的には
「労働者の権利保護と給料を未払いにさせない条例」の改正まで果たし、法を市民の味方に変える力があるんだと感動しました。
ちなみに、フィリップとシオンの恋模様も必見です。最初は反発し合っていたのに、少しずつ惹かれ合い、やがてお互いを大切に思うようになる過程がとても微笑ましく、見ていて自然と応援したくなる関係でした。シン社長がそんなふたりを見守りながら、時にはさりげなくアドバイスをしたり背中を押してくれるところも、彼の優しさを感じられるポイントです。
このドラマは、ただのヒューマンドラマではなく、「人を想う気持ち」の大切さや、「自分のできることで誰かを助ける」という生き方の美しさを教えてくれる作品です。観ていて楽しいし、ほんわかした気持ちにもなれる。でもそれだけではなく、見終わったあとには心に何かが残る。わたし自身も「自分ももっと人に優しくなれたらいいな」と思えるようになりました。実際、観たあとは気持ちが穏やかになって、いつもより品数多めにご飯を作る気力が出てきたり…。そんなふうに、心を少しだけ変えてくれる力があるドラマだと思います。
この『シン社長プロジェクト』の魅力は、ただ「楽しくて癒やされる」だけのドラマではないところにあります。もちろん、明るくて心が温かくなるシーンも多いのですが、それ以上に素敵だなと感じたのは、真面目に生きる庶民の味方として描かれている点です。
各話ごとに悪事を働く人が登場し、法律を悪用して弱い立場の人を苦しめている現実が描かれます。たとえば、わたしがとてもショックを受けたのは、実の母親が自分の子どもを騙し、その名義を使って賃貸物件詐欺をするというエピソードでした。その子は幼い頃に母に預けられ、「絶対に迎えに行く」と言われたのに、結局戻ってこなかった過去があります。そして、大人になってから突然会いに来て「この建物はあなたにあげる」と言った母の言葉が、詐欺のためだったと知る場面は本当に胸が苦しくなりました。
一方で、シン社長の周りには血のつながりがなくても、お互いを家族のように思い合って生きている人たちもいて…。その対比があまりにも切なくて、「本当の家族って何だろう」と深く考えさせられました。
このドラマの根底には「法律が人を守るはずなのに、時には悪用されてしまう」という現実に起こりうる矛盾が描かれています。『シン社長プロジェクト』では、法律の正しさを理解した上で、それでも目の前の困っている人を助けるために、あえて法律を破るという行動も描かれます。けれどそれは決して「正義をふりかざす」話ではなく、「誠実に生きる人たちに寄り添う」というブレない姿勢が貫かれていました。
この作品全体に通っている「人としての正しさを大切にする」姿勢がとても心に残りました。正しさを守ることだけでなく、人の心に寄り添うこと。その両方を大事にしているからこそ、このドラマはただのヒューマンドラマでは終わらない深みが実はあると感じています。
また、ドラマの根底には「十分なお金がなければ裁判でも不利になる」という現実に対する問題意識があり、それをどうにかしたいというキム判事の想いが流れています。ドラマなのに妙にリアルで、「こういう正義の味方が本当にいてくれたらいいのに…」と思ってしまうような内容でした。
他の韓国ドラマでは、たとえば勧善懲悪で「悪を成敗する爽快感」を前面に出したり、恋愛を中心に物語が展開したりするものも多いですが、『シン社長プロジェクト』はそこが違います。正義をふりかざすのではなく、弱さを抱えながらも人に優しく生きようとする登場人物たちの姿にこそ、力をもらえる。そんな作品です。
U-NEXT 独占配信 シン社長プロジェクト

