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1980年代の韓国を舞台に、バスの案内員として働く二人の女性の友情と、切ない初恋を描く青春ロマンス『100番の思い出』。
チョンア運輸の100番バスで懸命に働くコ・ヨンレと、彗星のごとく現れたソ・ジョンヒ。全く違う環境で育った二人は、出会いを通じてかけがえのない友情を築きます。
そして、そんな二人の前に現れるハン・ジェピルとの三角関係が、切なくて甘酸っぱい初恋の物語を彩ります。
この記事では『100番の思い出』の感想、キャスト情報やあらすじ、視聴できる配信サービス、登場人物紹介、OSTまでたっぷりご紹介します。
100番の思い出
(백번의 추억)
全12話
( ★★★★★=とても好き [★の基準] )
2025年9月14日(日) スタート
最終話まで配信されています
U-NEXT 独占配信 100番の思い出
本ページの情報は2025年11月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
1980年代の韓国──。
まだ街を走るバスには「案内員」と呼ばれる若い女性たちがいて、制服と帽子を身につけ、明るい声で「次は〇〇停留所です」と案内していた時代がありました。
ドラマ『100番の思い出』は、そんな時代を背景に、100番バスで働く二人の案内員と、一人の青年を巡る友情と初恋の物語が描かれています。
コ・ヨンレ(キム・ダミ)は母を支えるため、朝早くから働きづめの誠実な女性。時にはバス酔いに悩まされながらも、懸命に一日を走り抜ける姿は、等身大の青春そのものです。
一方、ソ・ジョンヒ(シン・イェウン)は不遇な家庭環境から抜け出すようにチョンア運輸にやって来た、新星のように眩しい存在。夢と希望を胸に、ヨンレという大切な友人と出会い、孤独な心を少しずつ解きほぐしていきます。
そんな二人の前に現れるのが、ハン・ジェピル(ホ・ナムジュン)──裕福な家庭に育ち、どこか人懐っこく、二人にとってかけがえのない存在となる青年です。
友情と恋心の狭間で揺れ動く三人の関係は、甘く切なく、そしてどこか苦しい。やがて避けられない運命のいたずらが、彼女たちの青春に深い影を落とします。
──なぜ、あの頃の私たちは、あんなにも眩しく輝いていたのだろう。
笑い合った日々、涙を流した瞬間、どうしようもなく心が震えた初恋…。ノスタルジックな1980年代の風景とともに、青春のきらめきと痛み、そして誰もが胸に抱く“忘れられないあの時代”を鮮やかに描く物語。
演:キム・ダミ
100番バスの案内員として働きながら、家族を支えるしっかり者の長女。
母の生計を助け、弟や妹の面倒を見つつも、いつか大学へ進学して国語の先生になるという夢を諦めずに努力を続けています。
一見おっとりした笑顔の持ち主ですが、芯の強さと大胆さを秘めた「K-長女」の代表格。疲れていても笑顔を絶やさず、どんな状況でも前向きに立ち向かう姿は、1980年代の青春そのものです。
また、彼女には誰にも言えない切ない片想いも…。
バスの中で出会った特別な存在への気持ちを胸に秘めながら、友情と恋心の間で揺れうごきます。
演:シン・イェウン
100番バスに彗星のように現れた、新人案内員。
自信に満ちた笑顔と人を惹きつける存在感で、周囲の空気を一気に明るくするエネルギーの持ち主です。
ヨンレとは出会ってすぐに心を通わせ、仕事仲間でありながら、夢や人生を語り合えるかけがえのない友人に。
一方で、華やかな魅力の裏には深い孤独や影を抱えており、幼い頃の厳しい境遇を乗り越えながら「自分らしく生きる強さ」を身につけてきました。いつも噛んでいる風船ガムは、そんな彼女にとっての自信と勇気の象徴。
演:ホ・ナムジュン
名門校に通う3年生でありながら、実は20歳になったばかりの青年。財閥3世として裕福に育った一方で、幼い頃に母を亡くし、複雑な家庭環境の中で心に深い傷を抱えてきました。
表向きは“白馬の王子様”と呼ばれるほど華やかな存在ですが、その笑顔の裏には孤独と葛藤が隠されています。
そんなジェピルが強さを求めて始めたのがボクシング。父への怒りや弱さを克服するための手段でしたが、本当の彼を解き放つのは、親友や大切な妹、そして運命のように出会った少女たち。
演:キム・ジョンヒョン
財閥の御曹司として生まれ、名門大学の法学部に首席で入学したエリート。勉強も遊びも全力で楽しむ自由な性格で、周囲からは「完璧すぎる人間」と呼ばれるほどの存在です。
その品のある雰囲気から女性にモテる一方で、実は恋には不器用で一途な一面を隠し持つ“意外な純情派”。誰にでも笑顔を見せるのは「自分の笑顔で少しでも誰かが幸せになれるなら」という信念からで、軽いプレイボーイとはひと味違います。
友人ヨンシクの家によく遊びに行き、ついでに妹のヨンレの家ごはんをご馳走になってばかりですが、実はその裏にはヨンレへの特別な想いも。彼女の夢を応援しながら、心の奥ではそっと寄り添い続けています。
演:イ・ウォンジョン
高校3年生にして、座右の銘は「ケセラセラ」。勉強よりも恋愛を夢見る“のんきで単純明快な性格”の持ち主です。最大の目標は「クリスマスまでに彼女をつくること」。その一心でボクシングまで始めるものの、現実は思ったほど簡単ではありません。
明るく不器用ながらも、親友ジェピルへの友情は人一倍強く、まるで“相棒”というより“依存”に近いほど。ジェピルのことが気になって仕方なく、時には子どものように甘えたり、からかったりする姿は愛嬌たっぷりです。
しかし、心を寄せるヨンレの視線がジェピルに向いていると気づいたときだけは複雑な気持ちに…。友情と恋心の狭間で揺れながらも、最後には「また来年頑張ればいい」と笑い飛ばす、憎めない楽天家。
演:イ・ジョンウン
ヨンレの母。若くして夫を亡くし、四人の子どもたちを支えるため、日々を必死に生きる母親です。
生計を立てるための逞しさは半端なく、リヤカーを改造しての露店商売や、市場で手に入れた野菜で家族の食卓を守るなど、どんな困難も乗り越える根性の持ち主。
家族への愛情は深く、特に勉学に優れた長男の将来を何より願う一方で、姉のヨンレには申し訳ない気持ちもあるものの、口ベタで表現できず心の奥だけでいつも気にかけています。
演:チョン・ソンウ
名門大学の法学部に通う、真面目で努力家な青年。幼い頃から貧しい家庭を支えるため、必死に勉強を重ねて“川から龍が昇る”と称されるほどの成功を収めた、家族の誇りです。
しかし、心のどこかで一番申し訳なく思っているのは、妹のヨンレ。自分以上に勉強熱心で聡明な彼女が、家庭の事情で夢を諦めていることを知っているからです。素直に優しさを表せない性格のため、時おりぶっきらぼうにしか気持ちを伝えられませんが、その奥には誰よりも家族を思う温かさが隠れています。
さらに、ヨンレが連れてきた新しい友人に心を惹かれたり、家庭教師のアルバイトで出会ったジェピルの反抗的な一面の裏にある傷に気づき、少しずつ心を開かれていくなど、人間関係の中で彼自身も成長していきます。
“ツンデレな長男”でありながら、支える家族や出会う人々との絆を通じて、内に秘めた優しさがにじみ出る存在。
演:キム・テビン
ヨンレの末っ子の弟。まだ小さく、毎日お腹を空かせながらも、健気に我慢している愛らしい男の子です。
そんなヨンベにとって、姉ヨンレが家に来る日は特別。必ず何かしらのお菓子やお土産を持ってきてくれる姉に、大喜びです。
また、同年代のセリに出会い、その優しさや気遣いに心を惹かれるなど、小さな胸にも初めてのときめきが芽生えます。
演:パク・ジユン
ヨンレの末っ子で、家族の中でも一番の“食いしん坊”。兄のヨンベと一緒に、いつもお腹を空かせながら元気いっぱいに過ごしています。
お姉さんのヨンレが大好きで憧れていますが、頼もしい長兄ヨンシクには少しビビり気味。そんな中、堂々と振る舞うジョンヒお姉さんの姿を見て、「私は大きくなったらジョンヒになる!」と勝手にロールモデルに決めてしまう、可愛くて元気な末っ子です。
演:ユン・ジェムン
ジェピルの父親。典型的な高血圧で短気な父親。家では独裁者のように振る舞い、寒い冬でも半袖で過ごすほどの性格です。
貧しい家から苦労して百貨店の社長になった努力家で、学歴コンプレックスもあり、息子ジェピルを名門大学に入れようと厳しく育ててきました。節約家で、エアコンは使わず、電気コードや冷蔵庫の開け方にも口うるさい一面も。
厳しいけれど息子を誰よりも愛しており、亡き妻を深く愛していた優しい心も持つ、実は愛情のある父親です。
演:キム・ジヒョン
ジェピルの継母で、もとは父ギボクの秘書。明るく前向きな性格で、思わずギボクに惹かれ、結婚することに。セリを授かり、ジェピルにも優しく接したいと思っているものの、心を閉ざす彼にどうしても距離を感じています。
夫ギボクの激しい性格には頭が上がらず、平穏に暮らす毎日ですが、ロマンチックな映画や思い出の出来事に胸をときめかせる一面も。ヨンレの母とは水と油のような関係かと思いきや不思議な友情が芽生えたり、家族との笑いやケンカを通して、彼女の魅力とユーモアが垣間見えます。
演:オ・ウンソ
ジェピルの妹で、家族の中で唯一、独裁者の父ギボクと鉄壁の兄ジェピルの心をやわらかくできる存在。
愛情豊かな家庭で育った明るく純粋な“セリ姫”です。人に喜んでもらうのが好きで、自然と周りを笑顔にする力を持っています。家に来る子どもたちにも優しく接し、その明るさで小さな奇跡のような影響を与える、みんなの太陽のような存在です。
演:パク・イェニ
チョンア運輸のバス案内係として働く、たくましくも温かい女性。全羅道出身らしいユーモアと独特の口調で繰り出す“創作系の毒舌”は迫力満点ですが、実は争いを嫌う平和主義者です。
寮生活では、仲間に小言を言いながらも誰よりも面倒見がよく、“部屋のお母さん”的な存在。給料はほとんど故郷に仕送りしてしまうため、自分のことにはとても倹約家で、残った化粧品のサンプルまで使い切るほど。けれど、その手先の器用さで仲間のメイクやヘアアレンジを引き受け、みんなを笑顔にしてくれます。
ヨンレやホスクとは大の仲良しで、後にジョンヒが加わると“4人組”としてますますにぎやかに。
演:チョン・ボミン
チョンア運輸のバス案内係で、寮生活を送る仲間の中では一番年下の“寮の末っ子”。分厚いレンズの「ぐるぐるメガネ」がトレードマークで、眼鏡を外すと前がほとんど見えないほど。
いつも自分で話しては自分でケラケラと笑う、明るさ全開のムードメーカー。少し天然で空気が読めないところもありますが、そこがまた憎めない可愛らしさです。加えて、のんびりとした忠清道なまりや、意外とズバッと核心を突く一言が飛び出すのもホスクの魅力。
寮では独裁者タイプのヘジャに物申してしまうこともあり、そのたびにヨンレやジョンブンがさりげなくかばってくれる、守られキャラでもあります。
演:イ・ミンジ
チョンア運輸のバス案内係であり、寮3号室の“絶対的リーダー”。「ローマではローマの法に従え」とばかりに、この部屋ではヘジャの言葉がそのままルールになります。食事のタイミングから掃除、洗濯まで、すべて彼女の指令で決まるほど。
気が強くて独断的、子どもっぽさも残しつつ怒りっぽい性格の持ち主。さらにコンプレックスも多く、「可愛い子」「賢い子」が大の苦手です。語彙が少し怪しく、間違った言葉を使うと周囲からクスッとされることもありますが、それを指摘しようものなら部屋には嵐が吹き荒れます。
これまでは天真爛漫なホスクが最大の“要注意人物”でしたが、今度は強敵が登場。新しく入った可愛らしい新人が、ヘジャの威圧感にひるまず堂々と向かってくるのです。プライドを刺激されたヘジャは、「この子は最初にきっちり叩いておかないと」と“新人しつけプロジェクト”を開始するのでした。
演:オ・ウリ
チョンア運輸のバス案内係。寮生活では、独裁的な存在ヘジャにぴったり寄り添う“取り巻きポジション”です。
機転が利き、ヘジャの欲しい言葉や行動をいち早く察知してはご機嫌をとるのが得意。「ヘジャ姉さん、今ダイエット中なんだから食べ物持ち込み禁止でしょ!」と、まるで昔の人気コントを思わせる大げさな口調で注意する姿は、ちょっと笑えて憎めません。
忠実な“右腕・左腕”のように見えますが、その実、義理堅いタイプというよりはちゃっかりした機会主義者。強い者に寄り添いながらも、うまく立ち回って寮での自分の居場所を確保している、そんな愛嬌たっぷりの存在です。
演:パク・ジファン
チョンア運輸の人事課長で、社内では絶対的権力を握る人物。“最強のイヤな上司”として知られています。
一方的で厳格、原則主義を貫き、同情心や配慮はほとんどなし。会社の利益と管理者としての立場を最優先する、まさに“上司中の上司”です。案内係たちからは「狂犬」と呼ばれ、朝一番に彼の顔を見てしまうと、その日の運行は最悪になる…なんて言われるほどの存在感。
演:イ・ジェウォン
チョンア運輸の若手バス運転手で、爽やかなルックスと笑顔で案内係たちの人気を集めるイケメンです。
見た目にふさわしいプレイボーイで、案内係たちにさりげなく甘い言葉をかけるのが得意。「今日はかわいいね」「髪型変えた?」といったスウィートな褒め言葉で、気づけば心を揺さぶられる女子もちらほら。特に、気の強い寮3号室の独裁者ヘジャも、彼の巧みなフレーズに思わずドキッとしてしまうほど。
演:キム・ガヨン
チョンア運輸の集金係であり、寮の監督も務める“鬼監督”キャラクター。案内係たちの間では少し恐れられる存在です。
事務所では集金を担当し、寮では寮母兼監督として職務を全う。時には、集金時の不正を見抜くためにポケットチェックや身体検査まで行うこともあり、ヒステリックな面も垣間見えます。
演:チョン・ジェグァン
ジョンヒの兄。
ジョンヒを家から逃げ出させた張本人で、暴力的かつ傍若無人な男。賭博に溺れて家の財産を使い果たした。両親が事故で亡くなった後は、ジョンヒを虐待していた。
演:シン・ムンソン
ジャイアントボクシングジムの館長で、一見ぶっきらぼうに見えるものの、心は誰よりも優しい人物。
ジェピルのボクシングの才能を認め、技術だけでなく心の成長も見守る、頼れる大人です。
演:オ・スンベク
高校3年生で、ジェピルと同じ学校、同じボクシングジムに通う生徒。
典型的な“努力型”の家庭環境で育ったため、ボクシングは生計につながる大切なもの。自由にボクシングを楽しむジェピルを、どこか妬ましく思いながらも、いつか自分の力で彼に一矢報いようと狙っています。
演:ソ・ジェヒ
ジョンヒの養母。
テヤングループ会長。実の娘スンヨンを失い、絶望のあまり命を絶とうとしたその瞬間、ジョンヒに助けられて生き延びた。
ジョンヒを養女として迎えるが、過去の人間関係と関わることを嫌い、管理しようとする。愛ゆえ、将来のためだと言いながらも、自分の理想の娘像にジョンヒを当てはめようとする支配欲の強い人物。
演:ウ・ミファ
ミシェルサロン院長。
美容業界の女帝。存在感もカリスマ性も抜群。スタッフの間では“魔女”と呼ばれている。瞬時にヘアスタイルを作り上げる様子がまるで魔法のようだからだ。
ミス・コリアの原石を見抜く目は確かで、ミシェルサロンからは最も多くのミス・コリアが誕生している。そんな彼女が目を留めた人物とは…?
演:シン・ドンミ
ジュリー美容室院長。
かつてはパク・ボンニョ院長の右腕だったが、ある事件をきっかけに独立し、肩を並べる美容室オーナーとなった。客を引き抜いた裏切り者だと噂されることもあるが、本人は自立しただけだと思っている。
スタッフを守るよりも、一人の超VIPをつかむことを優先する、欲深い拝金主義者。ある逸材をジュリー美容室のミス・コリア候補に選び、ミシェルサロンに一泡吹かせたいという野心を抱いている。
演:イ・チェユ
ジョンブンの娘。
夏生まれで産後のケアが大変だったことを除けば、手のかからないおっとり優しい娘。チョンブンの実の子だが、ヨンレの家で一緒に暮らしている。
ひまわり幼稚園のカバンを背負い、ツインテールを揺らしながらヨンウン市場を歩くスジンは、多くの大人たちの愛を一身に受けているが……中でも一番好きなのはサンチョルおじさん。
『100番の思い出』は、最初はゆっくり観るつもりだったのに、気づけば夢中になって一気見してしまいました。
主人公ヨンレの前向きな姿や、一瞬一瞬を大切に生きる姿勢が心に響き、見ているだけで幸せな気持ちになれる作品でした。観終わったあとも、日常を少し優しく過ごしたくなるような温かさが残りました。
『100番の思い出』を観終えたあと、しばらく心が温かいままでした。このドラマは派手な展開や刺激的な出来事よりも、「人生をどう見つめるか」「日常の中にある幸せをどう受け取るか」というテーマを静かに教えてくれる物語です。主人公ヨンレの生き方を通して、思い出を“美しく残す”ということの意味を深く考えさせられました。
人は、嫌な出来事を繰り返し思い出してしまうものですよね。何も意識しなければ、自然と心はマイナスの方向に引きずられてしまう。でも、ヨンレを見ていると、出来事の中から良い面を見つけて心に刻むことができる人こそ、本当に幸せな人なのだと気づかされます。
彼女は貧しい環境で、家族のために自分のことを後回しにしながらも、毎日の中に小さな喜びを見つけながら生きていました。その姿は、まさに「今を生きる」という言葉の本質そのものです。
ドラマの前半では、ヨンレがバスの案内員として働きながら、家族を支えるために懸命に生きる日々が描かれます。彼女は大学で学びたい気持ちを持ちながらも、まず家族を優先し、お兄さんの学費や弟妹の世話のために働きます。
外から見ると苦労ばかりのように見えますが、ヨンレ自身はいつも前向きで、その瞬間を大切にしていました。寮での仲間との何気ない会話、こっそり夜食のラーメンを食べるシーン、仲良しのジョンヒと笑い合う場面──それらはすべて、何でもない日常なのにキラキラと輝いて見えます。そして、初恋が失恋で終わってしまうことさえも、キラキラと輝いているように感じられました。
印象的だったのは、ヨンレの優しさが自己犠牲ではなく、心から人を思いやる天性の優しさとして描かれているところです。誰かのために動くことが自然で、そこに打算や悲壮感がない。だからこそ、彼女の周りの人々はヨンレを心から愛し、応援していました。
まるで太陽のように、存在そのものが周りを照らしているような人です。もし身近にヨンレのような人がいたら、好きにならずにはいられない存在だと感じるような魅力のある人。
ドラマの後半は、バスの車掌時代から7年後の物語に移ります。時間の流れとともに、登場人物たちはそれぞれの選択をし、異なる人生を歩んでいきます。
ここで浮かび上がるのが、ヨンレとジョンヒの対比です。
ジョンヒは一見華やかで、堂々としていていて、主役のような人生を送っているように見えるのですが、心の奥にはいつも「過去の選択への後悔」や「他人との比較」があります。彼女は他人の目を意識しすぎて、いつも「誰かの人生」を生きてしまっているように感じられました。
一方でヨンレは、過去を懐かしむことはあっても、「あの頃はよかった」と停滞することはありません。むしろ、過去の出来事も含めて「今の自分を作ってくれた大切な時間」として受け入れ、実は自分が主役の人生を生きている。だからこそ、彼女の人生は過去も現在も自然につながっていて、全てが美しく見えるのだと思います。
ドラマの後半では、職業が変わっても車掌時代の仲間のジョンブンやホスクとヨンレとの絆が今も続いている様子も描かれ、それが嬉しくもあり、涙を誘う部分でもありました。
ジョンヒも一生懸命生きています。その中で、ヨンレと違うのは車掌時代の輝いていた楽しかった時を、「あの頃は良かった」と思い出しながら生きていて心が今にいないこと。そして、ちょっとしたマイナスの感情から、選択を間違ってしまうこともあること。
ジョンヒは、バスの車掌時代にジェピルと両思いだったのに、ヨンレの気持ちを知ってジェピルと別れることを選んだ、という出来事がありました。ヨンレとの友情の中で幸せを感じている時は、その選択でよかったと思えるけど、後になって不幸を感じている時は、その選択は間違っていたかも、と後悔を感じてしまう。
嫌な出来事は捨てたい、良い出来事だけ残しておきたい、という考え方もあるようにも感じられました。また、愛からではなく、お金があったら幸せになれるのではないかと、自分の心が望むものではなく世間的な価値観から深く考えずにお金持ちになれる道を選んだり、ということもありました。
そういった少しの考え方や生き方の違いと選択の積み重ねで、7年後の2人の内面や人間関係に大きな違いが生まれていることに驚きを感じました。
私はこのヨンレとジョンヒの対比を見ながら、自分はどちらかというとジョンヒのようだな、と感じながら視聴していました。ヨンレの性格や生き方に惹かれ大好きになりながらも、ヨンレをどこか羨ましく思う少しの劣等感…そういうものもストーリーから伝わってきて、時には自分の弱さと向き合わされるような気持ちになりました。
ヨンレはしなやかな強さのある人で、その強さは「我慢」や「努力」ではなく、「今を大切にできる心」から生まれている。彼女の穏やかな笑顔を見ているだけで癒されるような気持ちになりながらも、自分の中の小さな焦りや不安が浮き彫りになっていくようでした。
ヨンレという人物の魅力と、彼女の生き方を通じて語られる人生のメッセージ。この二つが見事に調和しているのが『100番の思い出』の大きな特徴です。だからこそ、「自分の生き方を少し見つめ直したくなる」──そんな不思議な力を持った作品だと思います。
このドラマには、特定の名シーンというよりも、全体を通して心に沁みる空気が流れています。日常のどんなに小さな瞬間でも、誰かを思う気持ちや笑顔があれば、かけがえのない思い出を紡ぐことができる。そんなメッセージがこの作品には込められているように思います。
ヨンレのように、一瞬一瞬を大切に生きる──それこそが、人生を美しく彩る“本当の強さ”なのだと、このドラマが教えてくれました。
今の自分自身にモヤモヤがある人、過去の選択を悔やんでいる人、そして「幸せって何だろう」と立ち止まっている人にこそ『100番の思い出』を観てほしいです。
観終えたあと、あなたはきっと、自分の過去を少し優しく見つめ直したくなるはず。そして、「今」という時間の大切さを感じながら、日常の中に小さな幸せを見つけられるようになると思います。
主人公ヨンレのまっすぐで純粋な生き方が『100番の思い出』の魅力。彼女の姿を見ているだけで、幸せな気持ちになり、心が洗われるような気持ちになれるのです。ヨンレは特別な力を持っているわけでもなく、ただ誠実に、そして一生懸命に生きているだけ。
それなのに、彼女の存在が周りの人たちの心を癒やし、観ている私たちの心にも温かい光を灯してくれます。ドラマ全体を通して「今を大切に生きること」「日常の中にある幸せを見つけること」が丁寧に描かれていて、観終えたあとに優しい余韻が残ります。
他の韓国ドラマでは、恋愛の駆け引きや運命的な出来事が中心になることも多いですが、『100番の思い出』は、日常のひとコマがとても美しく感じられる。「何でもない瞬間」さえも輝いて見えるのです。まるで、私たちの平凡な日常の中にも、ちゃんと幸せが潜んでいると教えてくれるようでした。
『100番の思い出』は、物語のテンポがゆったりしています。私はこの穏やかな流れが心地よく感じましたが、スピード感やスリルを求める人には少し物足りなく感じるかもしれません。派手な展開や刺激的な事件はなく、あくまでヨンレの生き方や日常の小さな幸せを丁寧に描く作品です。そのため、「静かすぎる」と感じることもあるかもしれません。
また、ヨンレというキャラクターに共感できるかどうかで、このドラマの印象は大きく変わると思います。私は彼女の前向きさと優しさにすっかり魅了されて、ヨンレを見ているだけで幸せな気持ちになりましたが、もし彼女の性格が合わないと感じる人にとっては、少し退屈に思えるかもしれません。
それでもこのドラマは、静かに心に染みるような優しい作品です。日常の中にある小さなキラメキや、心の成長を丁寧に描いています。スリルよりも“穏やかさ”や“温かさ”を求めているあなたには、きっとぴったりの作品だと思います。
今の生活に幸せを感じられないけれど、どうすれば心が満たされるのか分からない──そんな人にこそ観てほしいドラマです。ヨンレのように前を向いて生きる姿に触れることで、自分の中にも小さな光を見つけられるかもしれません。
また、1980年代の温かみある世界観が丁寧に描かれているので、ノスタルジックな雰囲気が好きな人にもぴったりです。どこか懐かしく、優しい時間が流れるこの作品は、日常に疲れた心をそっと包んでくれます。
『100番の思い出』は、ヨンレの生き方や成長を通して「幸せを感じる生き方とは何か」を考えさせてくれる物語。
ヨンレとジョンヒの友情、ジェピルとの恋、そして7年後の“変わらないものと変わったもの”まで、すべてが丁寧に描かれています。ひとつひとつの場面が心に残り、観る人の心に静かに温かい光を灯してくれます。さらに、ドラマ全体を包むような優しい音楽も魅力のひとつです。
心の奥に響くような温かい物語を求めているあなたには、きっと忘れられない作品になると思います。
U-NEXT 独占配信 100番の思い出

