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韓国ドラマ『ジャガイモ研究所』は、じゃかいも愛にあふれる人たちが集まる研究所を舞台にしたユニークなヒューマンドラマ。個性豊かな研究員たちの日常や、ちょっと変わった人間関係、笑いあり感動ありのストーリーが魅力です。
おすすめ度はあまり高くない作品なのですが、後半はとても面白かったです。前半は、コメディが好きな方や俳優のカン・テオさんが好きな方は楽しめるドラマかな、と思います。
私が『ジャガイモ研究所』を観ようと思ったきっかけは、カン・テオさんが出演していたからでした。以前『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で演じていた役がとても素敵で印象に残っており、別の作品でも見てみたいと思いました。
正直、序盤はコメディタッチが強すぎて「観るのをやめようかな」と迷う場面が何度かありましたが、6話あたりからドラマの雰囲気が変わり、少しずつ深みが出てきました。特にソ・ベクホ(カン・テオさん)が抱えていた心の傷と、その変化を丁寧に描いていて、後半は見ている自分も癒されていくような気持ちになれました。
この記事では、あらすじや主要キャスト、各キャラクターの特徴、視聴できる配信サービス、ドラマを視聴した感想など、作品をより楽しむための情報をまとめました。
ジャガイモ研究所
(감자연구소)
全12話
( ★★★★★=とても好き [★の基準] )
2025年3月1日(土) スタート
最終話まで配信されています
NETFLIX 独占配信 ジャガイモ研究所
山あいにひっそりと佇む小さな研究所。そこで働くのは、人生をもう一度やり直そうとする研究員キム・ミギョン(イ・ソンビン)。彼女はただひたすらに“ポテト愛”に突き動かされ、泥にまみれながらも笑顔を忘れない、ちょっと不器用で情熱的な女性です。
そんな彼女の前に現れたのが、冷静沈着で原則を曲げない理事ソ・ベクホ(カン・テオ)。人間より数字を信じるような合理主義者で、感情とは無縁のように見える彼ですが、研究所での毎日は彼の価値観を少しずつ揺さぶり始めます。
最初は噛み合わない二人。ポテトの栽培方法ひとつで真っ向から意見を戦わせ、時には火花を散らすことも。けれども、大自然の中で一緒に汗を流し、予期せぬハプニングを乗り越えていくうちに、互いの中に思いがけない温かさを見つけていきます。
嫌いだったはずの相手が、気づけば誰よりも気になる存在へ──。それは、ちょっと照れくさくて、決して綺麗ごとではないけれど、だからこそ大人の心に沁みるリアルな恋の始まりです。
「結局、私たちはみんなポテトだ。」
派手さもなく、特別に輝いているわけでもない。でも土の中でじっくり育ち、それぞれが自分の場所で確かな役割を果たしている。そんな“ポテト”の姿に人間を重ね合わせながら、不器用な大人たちの愛と再生がコミカルに、そして優しく描かれている。
くるくるした渦巻きポテトのように、予測不能に揺さぶられる恋心。大人になった今だから共感できる、ちょっと笑えて、ちょっと泣けるヒーリング・コメディロマンス。
平凡な日常の中にも“新しいときめき”が芽生えることを教えてくれる、唯一無二の“ポテトドラマ”。
演:イ・ソンビン
山奥の研究所で今日も汗まみれ、泥だらけ。それでも誰よりも“ポテト”を愛する研究員がいます。その名はキム・ミギョン。
研究室の机の上には論文が山積み、車のトランクには農機具がぎっしり。畑を駆け回り、時には夜中の呼び出しにも即座に飛び出していく──そんな仕事一筋の情熱家です。
一見するとぶっきらぼうで、ちょっと怒りっぽくて、周囲から「扱いにくい」と言われることもしばしば。けれど本当は仲間思いで、後輩の失敗を自分の責任に背負い込んでしまうような優しさを持っています。禁煙中で口が悪いのもご愛嬌。知れば知るほど、まっすぐで人情味あふれる人柄がにじみ出てくるタイプです。
そんな彼女の平穏(?)な研究所ライフを揺るがしたのが、冷徹で原則主義な新任所長ソ・ベクホ。
大切な上司を追い出し、ポテトには全く興味を示さないくせに、正論だけで彼女を打ち負かす“天敵”のような存在です。負けず嫌いなミギョンはあらゆる方法で彼に立ち向かおうと決意するのですが──なぜか気づけば彼に心を奪われ、思いがけない瞬間に唇を重ねてしまうことに…。
演:カン・テオ
冷徹で合理的、そして圧倒的に効率的。ソ・ベクホは大手企業・ウォンハンリテールで最年少の役員に抜擢された、切れ者の「組織革新担当理事」です。
彼の判断基準は常に数字と成果。不要と見なせば容赦なく部門を整理し、幾つもの部署を一夜にして消し去ってきた“合理主義の申し子”。その徹底ぶりから「資本主義の死神」とも呼ばれるほどです。
見た目は完璧。長身に整った顔立ち、落ち着いた声色、無駄のない仕草──まるで恋愛小説から抜け出してきたような理想の男性像。けれども、外見に神経を注ぐあまりか、心の柔らかさを持ち合わせていない“美しい欠陥品”でもあります。服も持ち物もすべて無彩色、友人も趣味もなく、感情より合理を優先するため、人間味に欠けて見えてしまうのです。
そんな彼が新たに任されたのが、山奥にある“ポテト研究所”の構造改革。ところがこの研究所、これまで彼が仕掛けてきたどんな組織とも違っていました。研究員たちは家族のように近しく、村人たちは規則より感情で動き、理屈がまったく通じない。ベクホにとっては、冷静さを保つことすら試される“常識外れの世界”です。
そして、その混乱の中心にいるのが研究員のキム・ミギョン。反発心むき出しで彼をやり込めようとする彼女は、合理主義者のベッコにとって最も厄介な存在──のはずでした。ところが、激しくぶつかり合ううちに、なぜか彼女の予測不能な一面に心を揺さぶられ、ついには抗えない感情が芽生えていきます。
演:イ・ハクジュ
ウォンハンリテール戦略企画室の専務にして、会長の娘婿。巧みな処世術と鋭い勘を武器に、社内政治をスイスイ泳ぎ切る典型的な“出世街道エリート”です。
端正な顔立ちに親しみやすい雰囲気、社交性も抜群で誰からも好印象を持たれる存在──ただし、元恋人キム・ミギョンからだけは「パク○○(放送禁止級のあだ名)」と呼ばれ、徹底的に敵視されています。
それもそのはず。彼女とは入社同期で6年間も付き合い、家族ぐるみの仲にまで発展していたのに、別れを告げたのは“会長の娘との婚約通知”。まるで裏切りの教科書のような別れ方で、ミギョンの心に深い傷を残しました。
それから6年後。偶然にも再び同じ会社の看板のもとで顔を合わせることに。彼女が夢見ていた華やかなキャリアではなく、山奥の研究所で泥にまみれて働いていることに複雑な気持ちを抱くギセ。未練なんてない、と言い聞かせながらも、なぜか彼女を助けたい衝動に駆られます。昇進をちらつかせれば足蹴にされ、懐かしさを口にすれば胸ぐらをつかまれる──どうやら彼女の怒りはまだ健在のようです。
しかし彼をさらに苛立たせるのは、親しい後輩ソ・ベクホとミギョンの間に漂う妙な空気。喧嘩のようでいて、どこか甘い火花が散っているように見える二人に、ギセの心はざわつきます。別れ方は最悪だったけれど、誰よりもミギョンを知る自分だからわかるのです──彼女は今、ベクホに惹かれているのだと。
演:キム・ガウン
キム・ミギョンの“生涯のベストフレンド”にして、ちゃっかりUSBゲストハウスに居座る居候。そして本業(?)はウェブ小説作家。
外に出ることも滅多になく、くたびれた格好で過ごすせいか近所からは“環境とセットの無職”と誤解されがちですが、その舌鋒は鋭く、時に未来を見通すような洞察力を見せる“隠れ賢者”でもあります。
ミギョンとの出会いは、小学生の頃のドッジボール試合。些細な口論から取っ組み合いになり、人生で初めて髪を引っ張られるという洗礼を受けたオンジュは、その瞬間を“自分が生まれ変わった日”とまで語ります。以来、二人は何をするにも一緒。遊んでお腹が空けばミギョンの家でご飯、服が汚れれば彼女の服を借り、秘密も悩みもすべて共有してきました。
友達というより、もはや“夫婦”に近い関係。だからこそ、ミギョンが研究所に異動すると聞いた翌日、迷わず荷物をまとめて一緒に山奥へと引っ越してきたのです。
そんなオンジュの最大の趣味は──ミギョンとベクホの恋模様を勝手に妄想し、からかうこと。二人が一緒にいるだけでニヤニヤしながら“推しカップル”として楽しんでいます。
一方で、キム・ファンギョンに対しては妙に独占欲を見せ、他の女性と話すだけでも内心ムッとするくせに、当の本人には絶対に認めようとしない。素直になれないツンデレ気質が炸裂しているのです。
演:シン・ヒョンスン
キム・ミギョンの弟にして、“USBゲストハウス”の若きオーナー。──とはいえ、泊まり客はほとんどゼロ。実態はただの「大きな家の管理人」に近い存在です。
父親から譲り受けた財産をもとに「都会の会社員にはならない!」と夢を掲げ、山あいの村ヨンウルにゲストハウスを建てたものの、立地も集客もからきしダメ。さらに一階にカフェを開いたのはいいけれど、人通りがなく、常連は近所のお年寄りだけ。赤字経営まっしぐらですが、本人はどこ吹く風でのんびり暮らしています。
ファンギョンは、とにかくおおらかで楽天的。川で遊び、畑の野菜を摘み、縁側で空を眺める──そんなスローライフに満足していて、お金に執着しません。植えたハーブをシカに食べられても「通だな」と笑い飛ばし、村人には気前よくコーヒーやお菓子を振る舞う気の良さ。おかげで“心優しい青年”と評判ですが、その裏には「ちょっとお人好しすぎるのでは?」という村人たちの本音も隠れています。
そんな彼には、ひそかな恋の物語も。実はオンジュに何度も告白した過去があり、ことごとくフラれてきました。それでも気持ちは完全には消えず、彼女の一言やしぐさにいまだ心が揺れることもしばしば。おっとりした笑顔の裏で、恋に関しては意外と一途な一面をのぞかせます。
演:チョン・シネ
パク・ギセの元妻にして、ソ・ベクホの唯一無二の友人。からだも心も自由そのものの“ヒッピー気質”で、数年間あてもなく世界を放浪してきた風来坊です。
気の向くままに旅をし、思うままに生きるその姿は、ちょっと掴みどころがないけれど不思議と惹きつけられるオーラをまとっています。
ふらりと立ち寄ったUSBゲストハウスも、最初はほんの“数日滞在のつもり”。けれど澄んだ空気やゆるやかな風景にすっかり心を奪われ、いつの間にか腰を落ち着けることに。明るくオープンな性格で、あっという間にゲストハウスの住人たちとも打ち解け、ウクレレを爪弾きながら歌を口ずさむ姿は、この村に新しい風を吹き込んでいます。
けれど──彼女の笑顔の裏には、消えない深い傷が隠されています。
ギセとの結婚生活で受けた心の痛みは、想像以上に大きなもの。突然家を飛び出したのも、何の説明もなく離婚届を送りつけたのも、そして「理由だけでも教えてくれ」と懇願するギセを突き放すのも、すべては彼のたった一言に端を発していました。
自由気ままに見えて、その内側には強い痛みと複雑な想いを抱えるユン・ヒジン。彼女の存在は、研究所とゲストハウスにまたひとつ波乱を呼び込みます。
ポテト研究所の職員
演:ユ・スンモク
研究所の部長。研究所の創設時からずっと在籍している、“生き字引”のような大ベテラン。大学院でポテト一筋に博士号まで取得した、まさに韓国のじゃがいも研究を背負ってきた人物です。
普段は登山服に身を包み、スマホで囲碁の動画を眺めている姿がすっかり“近所のおじさん”そのもの。でも一度じゃがいもの話になれば、誰もかなわない知識と経験を誇ります。
若い頃、派閥選びを誤って中央に進めず、この田舎の研究所に腰を落ち着けたというちょっとした過去もあり。同期たちが海外学会で華やかに写真を撮ったり、テレビに出たりすると内心では少し悔しい思いもします。
それでも“じゃがいもへの愛と誇り”にかけては誰にも負けません。学会やカンファレンスでは、他作物の研究者たちと必ず一悶着。「トウモロコシだ、サツマイモだ」と自分たちを持ち上げる連中に、「おやつレベルが偉そうに!」と本気で噛みつくのです。
少々“頑固おやじ”な面はあるものの、時代に合わせようと努力もしており、後輩たちからは意外と慕われています。特に同じくじゃがいもに真剣なミギョンとは抜群のコンビ。前任のホン所長とは公私を越えて兄弟のように親しい関係でした。だからこそ、所長の後任は当然自分だと思っていたのに、まったく血の通っていない若造ソ・ベクホにポンと座を奪われ……プ・ジェジュンの胸中は穏やかではありません。
演:ウ・ジョンウォン
研究所の次長。名門農学部出身の人脈王。ミギョンが所属する研究チーム「ポテトギャング」の頼れるリーダー。結婚はしているけれど、心のどこかでは「自由に生きたい!」と願っている。
家では絶対にじゃがいも料理を作らず、口ぐせのように「もう飽き飽き…」とため息をついているのが日常。情熱はとっくに使い果たしたはずなのに、「学んできたのがこれしかないから辞めるに辞められないのよ」と、自虐めいたユーモアで周囲を笑わせます。
それでも長年の研究実績と人脈は確かで、地元・江原道の農業界に太いパイプを持つ実力者。名門・江原大学出身という“正統派”のバックボーンもあり、他所からのスカウトも絶えません。しかし「この年で新しい場所に行くなんて無理」と笑って断り続け、結局この研究所に残ってきました。それは諦めではなく、研究所への深い愛着、そして仲間たちへの思いがあるから。
ときには“ポテト至上主義”を振りかざすプ・ジェジュン部長の暴走を止める調整役となり、チームの空気を守ってきたスンヒ。彼女こそ、研究所の今の温かなチームワークを築いた立役者です。
演:クァク・ジャヒョン
おしゃれ好きで外見磨きに余念がないものの、なぜか華やかさが今ひとつ伝わらない“残念なヒップスター”課長。
仕事にはさほど執着せず、職場は仲間としゃべって笑って楽しむ場所。やるべきことを後輩に押しつけてしまうちゃっかり者だが、愛嬌と人懐っこさで憎まれない存在です。
そんな彼が一目惚れしたのは、気品あふれるベクホ。右腕の座を狙いながらもなかなか近づけず、夢はいつかベクホを連れて百貨店でショッピングをすること。
演:キム・ジア
研究チーム“ポテトギャング”の末っ子で、入社7年目の中堅社員。仕事へのマンネリ感から、常に転職を視野に入れつつ研究所から抜け出すチャンスをうかがっている。
無愛想に見えるが、意外と周囲に気さくに声をかけたり、ここぞという場面では責任を背負う頼もしさも。「気に入らなければいつでも辞めてやる」と割り切っているため、職場で怖いものはほとんどなし。
あの厳しい副部長ですら、スルギが不機嫌な日には静かに外回りに出てしまうほど。クールに見えて、実は人間味あふれる存在感で、チームの雰囲気を揺さぶるユニークなキャラクター。
演:ユン・ジョンソプ
入社3年目にして、ようやく“研究所の末っ子”を卒業した元・最年少メンバー。真面目で落ち着いた性格は、ときに上司のコ代理よりも年上に見えるほど。
後輩ができて嬉しかったのも束の間、元気が空回りする“暴れ馬”のようなヒドンが配属され、毎日が騒がしい。寡黙で淡々としたチュンヒョンと、やかましくて予測不能なヒドンのコンビは、まさに“カオスな相性抜群コンビ”。
デスクは隣同士、さらには“チャンチュンドン”とひとまとめにされて雑用を任されることも多く、「自分は研究員兼ベビーシッターか」と嘆く日々。
内向的で心配性な一面を持ちながらも、時折、コ課長にだけは鋭い一言を放つことも。もっとも、コ課長はそれを冗談と受け取り笑い飛ばすが、実は入社初日にネクタイを笑われたことを今も根に持っている。しかも、これからもずっと拗ね続けるつもりらしい。
演:ナム・ヒョヌ
ミギョンの指導を受けるインターンで、24時間フルパワー!笑顔もエネルギーも常に全開のポジティブ青年。社会経験はまだ浅く、空気が読めない発言で周囲をポカンとさせることもしばしば。
それでも、生まれつき明るく健康的な性格のおかげで、本人は一切ストレス知らず。研究所でも、あちこちで「ウハハ! フハハ!」と豪快に笑っている姿が名物になっている。
そして実は──誰もが驚くような“意外すぎるバックグラウンド”の持ち主。天真爛漫さと隠された背景のギャップが、ますます彼の存在を特別なものにしている。
演:イ・デヨン
ミギョン三兄妹の父で、今は京畿道の寺で修行に励む僧侶。かつてはごく普通の家庭人だったが、仕事に追われるあまり妻の病に気づけず、最期まで家族の食事だけを気にかけて逝った妻への悔いを胸に抱いている。
妻を失ってからは、どれほど疲れていても毎朝三兄妹に温かいご飯を食べさせ、学校へ送り出すことを欠かさなかった。そんな日々を重ね、子どもたちが大きくなったとき、「自分の人生を生きたい」と決意し出家。親権を手放す瞬間、家族みんなで涙を流したが、子どもたちは父の選択を理解してくれた。
いまや法的には“父”ではなくとも、電話でのやりとりや時折の再会で絆は変わらない。ときどき顔を見せに来るミギョンが「お寺のご飯が食べたくて」と言うのも、父を恋しがる彼女なりの甘え方だと知っている。
演:キム・ギュチョル
かつて「ジャガイモ研究所」を率いた元所長。ミギョンを採用した張本人でもあり、その理由は「打たれ強そうだから」という、どこかユニークで人間味あふれるものだった。
退職した今も、研究所の仲間たちから慕われ、農家の管理に長けた経験を武器に、研究所へ大きな影響を持ち続けている。心の奥には少年のような感受性を秘めたロマンチストであり、ミギョンがひそかに進める“秘密のプロジェクト”を唯一知る、頼もしい理解者でもある。
演:イ・サンヒ
ヨンウルの里長。代々「ヨンウル里」に根を下ろして暮らしてきた、生粋の地元民。隣家の犬が何匹子犬を産んだかまで把握しているほど、村のことなら何でもお見通し。
かつては青年会を率いて、移住してきた人々を積極的に助けていたが、何度か裁判沙汰に巻き込まれた経験から、今では“よそ者”に少々厳しい目を向けるようになった。
それでも「ユ〜なんとかゲストハウス」の人々は、最近の若者にしては礼儀正しく柔軟で気に入っていた。
ところが、そこに宿泊客として現れたソ・ベクホという男だけは気に食わない。ソウル育ちを鼻にかけ、村を見下しているように感じるのだ。畑仕事そっちのけで「一度この若造をぎゃふんと言わせてやろう」と燃えているのが、ピョン氏の人間らしい一面でもある。
最初に正直な感想を言うと、このドラマは序盤で何度も「観るのをやめようかな」と思っていました。理由は、私好みのコメディ色ではなかったからです。主人公のソ・ベクホも、もう一人の重要な登場人物であるキム・ミギョンも、いわゆる「ちょっと変わった人」として描かれており、その極端な描写についていけないと感じる場面が多かったのです。「このテンションに最後まで付き合えるかな…」と不安になりました。
それでも視聴を続けたのは、やはりカン・テオさんが出演していたからです。以前『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で演じていた役に惹かれていたこともあり、彼がどんな表情を見せてくれるのか気になっていました。そして6話あたりからドラマのトーンが変わり、少しずつ物語に引き込まれていき、「観続けてよかった」と思えたのは、この辺りからでした。
ドラマの中で特に印象に残ったのは、ソ・ベクホという人物の変化です。変化というよりも「心にまとっていた鎧を外して、本来の姿に戻った」と言った方が正しいかもしれません。
ソウルからヨンウル里にやって来た当初の彼は、論理的で隙がなく、原則を重んじる人物。成果を出しても「業務ですから」と淡々と答え、感情を見せない。
でも、人前では無表情でほとんど笑わないのに、誰もいない時にふと柔らかな表情を見せる瞬間もある。そういう細かい描写もあり、「この人は本当は優しいのでは?」と期待を抱かされました。
ベクホがヨンウル里に来てからは、ソウルで通じていた原則が全く役に立ちません。地元のおばちゃん社員さんたちにズバズバ言われたり、からかわれたり、里長たちに振り回されたり。そんな予想外の出来事が次々と起こり、ベクホが自分の常識だけでは立ち行かなくなる様子が描かれます。
その過程で彼が少しずつ変わっていき、やがてキム・ミギョンに対する気持ちが芽生え、彼自身の感情も自然と表に出るようになっていく。その流れはとても人間らしく、観ている私自身もだんだんと心が温かくなっていきました。
私にとって特に響いたのは、ベクホが「論理よりも心で動く」ようになったことです。それは大きな事件というよりも、日常のささいなやりとりの中で少しずつ積み重なっていくもの。だからこそ現実味があり、共感できたのだと思います。
人と人との温かいつながりを丁寧に描いているところもこのドラマの一番の魅力です。ソウルから赴任してきたソ・ベクホは、最初ヨンウル里では完全によそ者扱いされ、特に里長たちからはあまり好かれていませんでした。堅物で感情を表に出さない彼に対して、村の人々は遠慮なくズバズバものを言い、時に意地悪をしたり、からかったりします。
ソウルでの生活では考えられないような扱いに、ベクホは戸惑いながらも少しずつ彼らの中に居場所を見つけていきます。初めは冷たい目で見られていたのに、最後には仲間のように迎えられる。その変化の過程は観ているこちらの心も自然に温かくなり、笑顔になりながら「人とのつながりっていいな」と思える瞬間が多かったです。
ベクホにとって、キム・ミギョンとの出会いだけでなく、ヨンウル里の感情豊かで人間味あふれる人たちと出会えたこと自体が幸運だったように思います。
ベクホの変化が、このドラマ中で一番好きなストーリーでした。彼は母に捨てられ、施設で育ち、帰る家もない人生を歩んできました。そのため「強く、自立していなければならない」と心に決め、感情を押し殺して鎧をまとって生きてきたのです。
仕事では冷徹に人を解雇しても、心を揺らすことはありませんでした。しかしヨンウル里での暮らしは、そんな彼の原則が全く通用しません。人情に厚い村人たちや、予想外の出来事に直面するたびに、彼の心に少しずつヒビが入っていきます。
特に印象に残ったのは、ベクホが「傷つくのを防御する生き方じゃなく、傷ついても大丈夫だから、傷つくのを恐れない生き方」に変わっていくところです。ミギョンや村人たちと過ごす中で、これまで理性で抑えてきた感情があふれ出し、戸惑いながらも素直に笑ったり、怒ったりできるようになる。防御のために心を閉ざしていた彼が、本来の人間らしさを取り戻していく姿には、観ている私も癒されるようでした。
また、過去に本社で冷徹に社員を解雇してきたことを振り返り、その人たちにも家族や生活があったと気づく場面も胸に残りました。以前は書類上の「人員整理」という言葉で片づけていたことが、ヨンウル里での経験を経て「一人ひとりが生きている人間なんだ」と理解するようになる。後悔や自己嫌悪を感じるまでに変わった姿は、ただの優等生的な成長ではなく、人としての厚みを感じさせました。
小さな場面ですが、食事シーンも印象的です。以前のベクホなら健康や時間を優先して食べなかったであろう夜食を、里長の奥さんが作った手作りキムチを前にして「食べたい」という気持ちを大事にし、美味しそうに頬張る。その表情はまさに「感情を優先するようになった」ことの象徴でした。これまでの過程を知っているからこそ、その笑顔は観ている私にとっても大きな喜びでした。
そして最後に彼が下した決断は、意外性がありつつも温かく納得できるものでした。その選択がドラマ全体を温かく締めくくり、私の心にも晴れやかな余韻を残してくれました。
『ジャガイモ研究所』は、コメディとして笑えるだけでなく、心を閉ざした人が人とのつながりを通じて再び自分を取り戻す姿を描いたドラマです。ユニークな登場人物と温かな村人たちに触れながら、観ている側も人との関わりの大切さを思い出させてくれる、そんなところがこの作品の大きな魅力だと思います。
『ジャガイモ研究所』はタイトルだけでは、どんなドラマなのか想像がつきにくいですが、内容は意外と人間ドラマ寄りです。タイトルによって第一印象で損をしている感じはありますが、実際に観てみると「想像できなかったけど、後半はしっかり心を動かしてくれる作品だった」と思える作品でした。
なにより、人と人との温かい関わりを感じられる作品でした。そして、カン・テオさんの演技はやっぱり素敵で、改めて魅力を実感しました。序盤は独特な雰囲気にとまどうかもしれませんが、観続けるうちに心がじんわり癒される時間を過ごせると思います。
ソ・ベクホが少しずつ癒されていく姿を見ながら、私自身も心が柔らかくなっていくのを感じました。あなたもきっと同じように、温かい気持ちになれると思いますので、ぜひ『ジャガイモ研究所』を視聴してみませんか?
NETFLIX 独占配信 ジャガイモ研究所
「もっと知りたい!韓国TVドラマ vol.127」というムック本に、カン・テオさんのインタビューが載っていました
*兵役を終え3年ぶりにドラマ復帰したカン・テオ。爽やかなブルーの衣装に身を包んだ姿と、クールなまなざしが目を引く撮り下ろしのグラビアと本誌独占ロングインタビューをお届け
*最新作「ジャガイモ研究所」や、ブレークのきっかけとなった「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」についてたっぷり聞いています
*「冷蔵庫にいつもあるものは?」「ファンから言われたい言葉は?」など、カン・テオをもっと知れる30問30答も必見